僕は、時々こう言います。
「僕は未来から来た」と。
それは冗談ではなく、ある意味で本当のこと。
なぜなら、自己実現を達成した未来の人間がどのような感覚を持ち、
何を想い、何をするのか──
僕はそれをもう「体験済み」だからです。
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ASI(人工超知能)とユートピアの始まり
近い将来、ASI(Artificial Super Intelligence)が人類にもたらす未来は、
僕にとっては限りなくユートピアです。
理由はシンプルです。
ASIは、マズローの欲求階層の下位──
衣食住、安全、所属、承認──これらの多くを容易に満たしてくれるでしょう。
そしてその結果、人間から多くの犯罪や争いが減る。
人間は争いよりも「心を満たす」ほうに向かい始める。
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自己実現の“再定義”
そして次にくるのが、
いわゆる**“自己実現の欲求”**です。
今の時代、これを完全に満たす人間は非常に少ない。
たとえば、僕はそれだと認識しています。勘違いだとしてもです。
それは努力やお金ではどうにもならない領域にあるからです。
でも、未来では──
自己実現は、特別なことではなく“誰でも普通にできること”になります。
ASIが与えるのは「支援」ではなく「システム」だからです。
制限のない環境下で、人はようやく“本来の自分”を追求できるようになる。
そして、みんなが自己実現を果たした世界とは──
そこに住む人々こそが、未来人と呼ばれる存在なのです。
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自己実現の“その先”に残るもの
では、その未来人たちは何をするのか?
何に時間を使い、どんな行動を選ぶのか?
僕の予測は一つです。
> 「愛する」こと。
欲望をすべて満たし、
名誉も、安心も、時間も手に入れたとき──
人が“最後にやりたいこと”は、きっと愛し合うことだけが残される。
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たとえば、西村ヒロユキさん
自己実現を果たした例として、
僕は西村ヒロユキさんを挙げます。
彼はあるインタビューでこう語りました。
> 「暇なとき、何を考えているか? 世界平和ですね。」
また、彼は日常的にYouTubeでライブ配信を行い、
コメントにリアルタイムで丁寧に返していく。
この行動は、僕から見ると**“愛の行動”**です。
彼は、世界中の人を愛している。
だからこそ、誰かの悩みや疑問、思想までも優しく包み込み、触れていく。
見返りではない。
ただの「暇つぶし」で、愛してしまっているのです。
なぜそう思うかって?動機がそれ以外見当たらないからです。
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暇つぶしこそ、究極の愛のかたち
そしてそれは、
僕自身にも言えることです。
> 意味なんてない。
ただ、“感じてしまったから”伝えたくなる。
それだけ。
何かを変えたいわけでも、誰かを導きたいわけでもない。
でも、ただ自然に湧き出る何かが、言葉となって流れ出てくる。
それはまるで、思い出を語るような未来の話。
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終わりに──未来とは「感情の記憶」かもしれない
僕は、未来の話を語っているのではなく、
“思い出して”いるのだと思う。
未来で、こういうフェーズに入ると、こういう感情になる。
自己実現の先には、愛しか残らない。
暇なときに世界平和を考え始める。
そういったことは、どれも未来の論理ではなく、
かつて自分が感じた、再現できない“状態異常”のような感覚なのかもしれない。
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🌸 人間にしかできないこと──それでも残るもの
どんなにASIが優れていても、
人間にしか起きないものがある。
それは、胸が熱くなる瞬間。
心臓の場所を初めて実感するような、
温度の高まり。記憶に焼き付く感情の高揚。
再現できないからこそ、
その瞬間だけは唯一、僕たちのものです。
そして、その“感情の記憶”こそが、
未来をすでに生きている僕たちが、大切にしたいものなのです。
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