第二章：友達はいらないけど、仲間は必要だ — 本質的な人間関係の見極め方

よく聞く話に「友達は少なくていい。大切な数人だけいれば十分だ」というものがあります。でも、僕はもっとシンプルに言いたい。
「友達は１人もいらない」これが本音です。

ただし、ここで言う「友達」とは曖昧な存在。代わりに必要なのは「仲間」。同じ志や趣味を持ち、共に時間を過ごせる存在です。

友達と仲間の違い

友達という言葉はネットや辞書で調べても、曖昧で綺麗ごとばかりが並びます。例えば、いじめっ子グループにいるいじめられっこも「友達」と呼ばれたりします。これでは何の役にも立ちません。

ここで例に挙げたいのが『ドラえもん』ののび太とジャイアン。
ジャイアンは「友達だから」と言いながら、のび太の漫画を横取りしたりします。のび太にとってジャイアンは本当に必要な存在でしょうか？答えは「いいえ」です。むしろ早く縁を切った方が良い。

劇場版で変わるジャイアンのポジション

面白いことに劇場版ではジャイアンは突然「頼れる仲間」へと格上げされます。でもそれは物語の都合に過ぎません。
リアルな世界では、普段害を及ぼす存在を「仲間」や「友達」と呼ぶことはナンセンスです。

友達ゼロ論の現実的意義

本当に大切なのは「誰と時間を共有するか」という選択。
戦争に行く時にジャイアンを連れていくかどうかも、自分で決めればいい。連れて行っても良いし、行かなくても良い。義務でも強制でもありません。
この取捨選択の自由こそが、健全な人間関係の本質です。

のび太へのアドバイス

だから僕はのび太に言いたい。
「ジャイアンとは早く縁を切って、志しが似た者同士、仲間と時間を共にしろ」と。

友達なんていらない。自分の人生を豊かにしてくれる仲間だけがいれば十分なのです。