ある同僚がこう言っていました。
「音楽は上達に上限がないから面白い。テレビゲームは上限があるからやりたくない」と。
確かに、その通りです。成長の余地が無限にあることは、人を熱中させる力があります。
しかし、考えてみると、音楽における上達にも人それぞれの到達点があります。
僕が向き合ってきたのは、歌と表現です。
ここで言う「極める」とは、世界一の技術を手に入れることではありません。
もし完璧な歌唱力を持つなら、むしろ機械やデジタル音楽でも十分表現できます。
人間が歌う意味は、微妙な揺らぎや表現の幅、感情のニュアンスにあります。
これこそが、人間が歌うことの価値であり、その領域に深く向き合うことが「極める」ということです。
例えば、ミスチルの桜井さんの歌。
彼の歌唱は完璧ではないかもしれません。しかし、だからこそ独自の表現力と温かみがあり、聴く人の心に響きます。
もし完璧な技術だけを追求したら、その表現は失われてしまうでしょう。
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そして、ここから音楽以外の無限の成長可能な領域に話を広げます。
僕が特に興味を持っているのは資産形成や資産比べです。
資産形成の面白さは、上限がないことにあります。
戦略や工夫の余地は無限で、増やす幅もほぼ無限。
さらに資産ゲームの魅力は、評価が絶対的で普遍的であることです。
芸術には好みや主観がつきまとう
スポーツには審判や裁量の曖昧さがある
哲学には反対意見や議論が常に存在する
しかし、資産ゲームにはそうした不確定要素がなく、数字だけで結果が明確になります。
どれだけ努力し、工夫したかが、そのまま評価されるのです。
これほどフェアで、かつ成長の余地が無限にあるゲームは他にほとんどありません。
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結論として、極めるとは単純に上手さを追求することではなく、その領域での本質に向き合い、深く理解することです。
音楽なら、表現の幅やニュアンスに向き合うこと
資産なら、戦略と実行力を数字で確認できること
どちらも共通するのは、無限の成長と明確な評価の楽しさ。
この考え方は、人生のあらゆる活動に応用できる哲学です。
無限に広がる成長の楽しみ:音楽と資産から学ぶ極める哲学

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