夜明け前に輝く、明けの明星の様な人。

朝の散歩中、公園のジャングルジムでぶら下がることが私の日課になっています。
いつものように向かうと、その日は先客がいました。

とはいえ、どうしてもぶら下がりたかったので、私は特に躊躇することなく近づきました。
せめて「おはようございます。」くらいは自分から声をかけようと思っていたのですが、なんと相手の方から先に挨拶をされてしまいました。
その瞬間、「アッパレだ」と感じました。

さらに、彼が去る際に、私から挨拶のお礼を伝えようと思っていたところ、また彼の方から「それではお先に失礼します。」と先に声をかけられてしまいました。
私は喉元まで出かかっていた「ありがとうございます。」をようやく言えたばかりでした。

本当にアッパレでした。
完全に完敗でした。

彼はほんの30秒ほどで私の心を掴みました。
しかも、まだ薄暗くて容姿すらよく見えていないにもかかわらず。

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