多くの人は、食欲、睡眠欲、性欲――いわゆる三大欲求は不可避だと考えています。
「空腹は我慢できない」「眠くなれば寝るしかない」「性的欲求は自然に湧くもの」――常識的にはそう信じるのが普通です。
しかし、ここで考えてみてください。
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食欲からの解脱
僕は今、まさに 食欲がない。
そして今夜が来ることすら信用していない。
ならば、僕には 食欲という概念から解脱した と言えないだろうか?
とはいえ、もし夜が来て食欲が湧いたのなら、もちろん食べる。
つまり、食べたいと思い、そして食べている間は食欲に支配されている。
しかしそれ以外の時間は、僕には食欲がない。
食べ終わった時点で、僕はもう食欲がないので、「一生何も食べない」と言い放つことは論理的に可能です。
ここに重要なポイントがあります。
食欲は恒常的なものではなく、未来の予測に基づく欲望としてのみ現れる。
未来を前提にしなければ、欲望に縛られず、今この瞬間の自由だけが残るのです。
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睡眠欲からの解脱
睡眠も同じです。
多くの人は「夜になれば眠くなる」「翌日があるから寝る」と未来を前提に考えます。
しかし僕は、今の眠気だけを判断基準にして寝る。
眠くなったら寝るし、眠くなければ寝ない。
寝ている間だけ睡眠欲に支配されるが、それ以外の時間は解放されている。
この瞬間に自由でいられること、義務や未来予測から解放されていることが、睡眠欲からの解脱です。
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性欲からの解脱
性欲も同じ構造です。
多くの人は未来の機会や環境を前提に欲望を予測し、心を縛られます。
しかし僕は、今、この瞬間の欲望だけに従う。
欲望が湧けば行動するし、湧かない間は解放されている。
つまり、性欲も支配力を失い、単なる生理現象として存在するだけです。
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三大欲求からの完全な解脱
この考えをまとめると、三大欲求からの解脱とは、こうなります。
1. 未来を前提にせず、今この瞬間の欲望だけに従う
2. 欲望が湧いた瞬間だけ、行動に従う
こうして、三大欲求はもはや「支配的な欲望」ではなく、単なる生理現象として存在する。
欲望に縛られず、心地よく自由でいられる――それが、僕が今、体験している 三大欲求からの解脱の境地 です。
あなたは人間は三大欲求からは逃れられないと思いますか?〜三大欲求からの解脱法〜

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